同人作品はどこに登録すれば良い?

結論

同人作品の登録先としては、「DLsite」「FANZA(旧DMM同人)」「BOOTH」など複数のプラットフォームを併用するのがおすすめです。

それぞれ得意なジャンルや仕組みが異なるため、組み合わせることで、より広い読者に届き、収益チャンスを最大化できます。特に「専売(1つサイトだけへの登録)」より「併売(複数サイトへの登録)」の方が効果的です

主なプラットフォームと特徴

DLsite(ディーエルサイト)

  • 同人誌・同人ゲーム・電子書籍など、幅広いジャンルに対応
  • 多言語対応で、海外からのアクセスも見込めます
  • AI作品(実写以外)は販売可能な「AI創作フロア」もあります

メリット:集客力が高く、幅広い層へリーチ可能。
注意点:手数料は比較的高め

FANZA(旧DMM同人)

  • DMMグループの大きな集客力が魅力。
  • アダルト作品や、AI実写・イラストなど幅広く対応
  • ただし、海外からのアクセスには制限がある場合があります

メリット:出品すれば見られるチャンスが多い。
注意点:競争が激しく、高品質が求められます。

BOOTH(pixiv系)

  • pixivアカウントと連携しており、ファンとの導線を作りやすい
  • 販売手数料が約5.6%+22円という低率で、作者の取り分が多い
  • AI作品の販売にも対応しています

メリット:低コストで始めやすく、pixivユーザーにリーチしやすい

ナンバーナイン(電子書籍配信サービス)

  • 登録費用は無料、最大80%の印税還元が魅力
  • 130以上の電子書籍ストアへ一括配信できる点が便利
  • 宣伝や誤字チェックなどサポートもしっかりしています

メリット:手軽に多チャネルへ展開でき、印税還元率が高い

とらのあな / メロンブックス(実店舗・通販)

  • とらのあなは女性向け、メロンブックスは男性向けの作品に強く、実店舗とオンラインどちらにも対応
  • 「おうち通販FOLIO」や倉庫サービスを使えば、自宅への委託販売も可能

メリット:店頭での販促チャンスあり。特に同人誌との相性が良い

BOTHA(EC×SNS型新興プラットフォーム)

  • ECとSNSを融合させた新しい形のマーケットで、クリエイター発掘にも力を入れています
  • 誰でも自由に投稿・販売可能で、ファンとの交流も期待できます

メリット:SNS的に作品を広めやすく、未発掘の作品にもチャンス

複数サイトで販売するメリットと注意点

メリット

  • 同じ作品を複数プラットフォームで販売すると、より多くの買い手に作品を届けられる
  • 特に専売ではメリットは小さく、「併売」が基本的に有効と言えます
  • 人気がつけばプラットフォームから専売のオファーが来る可能性もあります

注意点

  • 複数サイトでの売上管理や確定申告が少し手間になる点はあります
  • 各サイトごとの規約や画像フォーマット(解像度やサムネイルなど)を確認して、準備が必要です(DLsiteとFANZAでは画像サイズの形式が異なります)

まとめ

プラットフォーム特徴とおすすめポイント
DLsite多ジャンル対応・多言語対応・集客力高・AI作品対応
FANZADMMの集客力・アダルトやAI実写に対応・アクセスは国内中心
BOOTHpixiv連携・低手数料(取り分多い)・AI対応
ナンバーナイン無料登録・高印税・複数書店へ一括展開可能
とら/メロンブックス実店舗と通販対応・男性/女性向けに特化
BOTHASNS×EC型・新興サイト・作品とファンの交流に有利

はじめての方でも安心して挑戦できるよう、まずは「BOOTH」や「DLsite」からスタートしてみましょう。

そこからFANZA、ナンバーナイン、実店舗委託、BOTHAと、少しずつ販路を広げるのがおすすめです。

複数の入口を設けることで、「見つかるチャンス」を増やしていきましょう。

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